こんにちは。西條祐樹です。
先日の投稿で、実はこのプロジェクトには裏テーマがあると書きました。
今日は、この裏テーマについて話したいと思います。
裏テーマ。なにやら怪しげですね。
裏テーマというか、本当の目的です。
ー成長と振り返りの機会を創出し、組織力の強化につなげる。
これが本当の目的です。
試すなんて人が悪い・・・。そうかもね。
弊社の技術部門は、大きく分けて建設コンサルタント業務、測量業務、地理空間情報サービスの3つに分かれます。
それぞれが独立した“課”という単位で仕事をしており、必要に応じて課同士が協力し合いながら仕事を進めます。
私は、社会人になってから建設コンサルタントの仕事をしていました。
私が入社したころは、ある程度仕事ができるようになるまでに10年かかるといわれていた仕事です。
幸い、同期もいましたし、年齢が近い先輩もいました。
わからないことは上司や先輩に気軽に聞いたりしていたので、今思えばとても恵まれた環境にいたと思います。
けれども現在はどうでしょう?
同期が少ない・あるいはいない。先輩や上司は10歳・20歳以上年上が当たり前。
こんな会社が多いのではないでしょうか?
弊社も、課単位でみればそういう面もあります。
しかしながら、会社全体で見るとそうでもありません。(同期がいないはあるか)
中には、かなり年上の先輩や上司としか一緒に仕事をしたことがない社員もいます。
業務を滞りなく完遂する目的においてはこれでも良いのですが、上司や先輩が日々の仕事に追われ部下や後輩の成長やスキルアップを考えなかった場合はどうなるでしょうか?
長期的に見てあまり良い結果は生まれない気がします。
今回のプロジェクトは、普段できない経験を意図的に作り出し、組織力の強化を図ろうという狙いが明確にありました。
普段、一緒に仕事をすることが少ない20代・30代だけでチームを作り、そのメンバーだけでミッションをこなす。
社内や社外の様々なステークホルダーと関わり、自分たちの力だけでプロジェクトを完遂する機会を意図的に作り、仕事の進め方の基本を振り返りながら、出来ていること・出来ていないことを確認し、改善行動に繋がるようにフィードバックを行うことで、組織力の強化を図ろうとしたわけです。
ミッションは、デザイン系。
正解がありません。やりにくい事は承知の上で、選定しています。
それでも何とかして結果を出す。社会人に常に求められていることです。
プロジェクトは終了しましたが、効果はすぐに表れるものではありません。
これからの成長を期待しています。
