おはようございます。西條祐樹です。

みなさん、最近映画見てますか?
私は、以前に比べるとテレビも映画も見なくなってしまったんですが、昨年の秋ごろ見たい映画があって久しぶりに映画館に行きました。


CIVIL WAR ーアメリカ最後の日
もしアメリカが分断され、内戦が起きたらー

連邦政府から19もの州が独立したアメリカ。
テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で武力衝突が繰り広げられていた。
「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいているーー」
就任3期目に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。
ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14か月か1度も取材を受けていないという大統領の単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが、戦場と化した旅路を進む中で、内戦の恐怖と狂気に飲み込まれていくー


とまあ、こんなストーリーです。

ちなみに、シビル・ウォーは、同じ国内の異なる勢力間で起こる内戦を意味する言葉で、アメリカでは1861年から1865年にかけて行われた南北戦争を表すそうです。

丁度、昨年の秋ごろ、なぜ分断(対立)が起きてしまうんだろうか?というモヤモヤがあり、そんなタイミングでこの映画が公開されましたので、気になって見に行きました。
まー、特に答えが見つかったわけではありませんでしたが、印象的なシーンがありました。

ある出来事をキッカケに4人のジャーナリストの内の1人が、西部勢力なのか政府軍なのか、また別の勢力なのかわからない兵士に捉えられてしまいます。
残ったジャーナリストたちは救出に向かい、兵士にこう言います。

「誤解があるようです。」 「僕らは同じアメリカ人だ。」

すると兵士は、こう言います。

「お前はどの種類のアメリカ人だ?」 (What kind of American are you ?)

とても印象的なシーンで、映画の予告編でも出てきます。

What kind of American are you ?
なんだかこのセリフって、分断の全てを象徴している気がしてしまいました。

意見が合う・合わない、考え方が同じ・違う、良くあることです。
けれどもそれは、好き・嫌い、愛する・憎しみ合うとは全く違います。

色んなコミュニティーでもありますよね。意見が合う・合わない。
合わないが、嫌いに代わり、嫌いがやがて憎しみに代わり、憎しみが攻撃(言葉を含めて)として現れる。
自分の大切な何かを守ろうという意識が、攻撃という行動に表れてしまうんだろうけど。

なぜ分断(対立)が起きてしまうんだろうか?というモヤモヤは、解消していませんが
・自分だけを守ろうとする人は孤立し、みんなを守ろうとする人は自分も守られる。
・自分や自分の大切な人たちだけを守ろうとし、それ以外を守ろうとしないと、敵・味方に分かれてしまい、対立に繋がる。
こういう感じなのかなと思いました。