こんにちは。西條祐樹です。
先日、宮城県石巻高等学校に行ってまいりました。
タイトルの鰐陵は、同校の通称。学校の所在地である通称「鰐山(わにやま)」に由来しているそうです。
ちなみに私は同校の卒業生。ではなく、石巻西高等学校の卒業生。

で、何をしに行ってきたかというと、アクションプラン相談会なるものに相談役として参加してまいりました。

ほんと、教育って変わりましたよね。
私が学生の頃の授業といえば、先生が教科書の内容を黒板に色々書いて説明する一方通行。
調べてみると、私が受けてきた時代の教育は「均質的な知識の詰め込み」と「組織への順応性」を重視したのに対し、現在の教育は「多様性」と「創造性」を重視しているそうです。
具体的には、昔は「良い学校→良い会社→安定した人生」という一本道のキャリアパスが一般的でしたが、今は「個性を伸ばし、自分らしく生きる」ことが重視されるようになっているようです。
学習方法も黒板とノートが中心から、タブレット端末を活用したICT教育にシフトし、評価方法や学校生活のルールも変化しています。

で、このアクションプラン相談会が何かというと、現在、学校では「総合的な探求の時間」なるものがあるらしく、この授業を支援している一般財団法人まちと人との斎藤さんからお声がけいただいて参加してまいりました。

関心のある地域課題を設定し、情報収集を進めながら課題解決に向けた自分ができるアクションプランを検討する。
なんか、すごくないですか。
高校生から授業の一環でこんなことに取り組むなんて。

まー、大したアドバイスなんてできないので、問題解決の構造みたいなことを紹介してきました。
“現状”と“目標”の差が“問題”ですよー。問題が生じている“理由”って何ですかー。その理由を解消するための事柄が“課題”ですよー。課題に対して具体的に何をするのかが“対策”で、皆さんが地域でできるアクションプランになりますよー。
で、最終的にその目標を達成して何を目指したいのか?それが“目的”ですよー。とまあ、こんな感じです。

多くの場合、問題が生じている理由(要因)はたくさんあります。おそらく全てを取り除くことはできないので、いくつかの要因に着目して課題を設定し(課題もたくさんある)、その課題に対して自分ができることをいくつか考えてみると良いかもね。
自分ができることはたくさんあるはず。
自分の可能性を自分で狭くしないことが重要かもしれませんね。

素直な高校生と交流し、新鮮な気持ちになった時間でした。